須賀川の仁井田集落は古くからそのまとまりが強く、その周辺の形状は戦後殆ど変わっていない数少ない例である。これはそのはずれにある中学校の建替えであり、そのイメージは集落と出来るだけ一体化したいとされていた。屋根の赤い窯変瓦や腰のタイルは地元で焼いたものであり、かたちの上でも極力共通性をつくり出そうとしている。2本の廊下が平行している配置計画は生徒のコミュニケーションを活性化するためにつくられたもので、ブリッジやエントランスホールがそのつなぎを果たしている。出入口から幾つかの領域形成をつくり、フォーマルアプローチ、ホール、中庭へと地域開放から生徒生活圏へと変化するような試みをしている。

1-32 正門よりみる

1-33 昇降口

1-31 平面図

1-30 南校庭よりみる

1-34 北側外観


仁井田中学校

NIITA SECONDARY SCHOOL